パイナップルを加工した環境に優しい繊維を開発
開発のきっかけ
世界的にサステナブルな取り組みが求められる中、従来は廃棄されていたパイナップルの非可食部分(茎と葉の部分)を利用した繊維原料(糸)を開発しました。
商品の特徴
綿との混紡にすることで、靴下用途としては一般的なNE 32/1(32番単糸:綿番)の太さの原糸を紡績しました。
開発に際して苦労したことなど
パイナップルの繊維は太くて硬く、平坦なため、一般的には紡績に不向きとされています。
この繊維を紡績できるように加工することが非常に難しく、高度な加工技術の獲得に苦労しました。
デビュー後の市場の反響と今後の提案
「コンセプトに共感できる」という声をいただく半面、価格が通常の綿糸の約2倍と高価であることに対して「もっと安価であれば取り入れやすいのに」という声も多く、まだまだ改善の余地があると考えています。
今後の目標
これまでの加工方法を改善し、糸の風合いの向上を目指します。
また、価格を抑えると同時に混率を上げることで、さらに環境にやさしい素材へとアップデートしていきたいと考えています。