「自分の足形を簡単に採れる」インソールを開発
商品特徴
快足インソールは「自分の足形を簡単に採れる」画期的なインソールです。特許取得済の特殊な3層構造を持ち、電子レンジで加熱することで第2層のジェルが溶け出し、上から踏んで足の圧力を加えることで自分の足にぴったり合った足形を作成することができます。快足インソールの着用により、足裏にバランス良く圧力をかけることができ、バランス能力や運動機能のサポートが期待できます。
開発のきっかけ
開発のきっかけは、当社取引先である株式会社あたらし家社長の近藤氏(70歳)が、大きな病気で入退院を繰り返すうちに、足の筋肉に急激な衰えを感じるようになったことでした。入院中は点滴スタンドにつかまり、前屈みになって小股のスリ足でやっと歩ける状態でした。危機感を抱いた近藤氏は、知人で発明家でもある株式会社旭無線社長の小山氏(70歳)に「高齢者が快適に歩くためのインソール」の開発を依頼。以前よりあたらし家と取引があった当社も協力を申し出て、販売先や工場を探す役割を担うことになりました。
本商品の開発・製造にあたっては、株式会社旭無線の特許技術を用いて神奈川大学の石濱先生のご協力のもと測定検証を実施し、株式会社あたらし家が企画開発、当社が生産管理と販売を行っています。
開発に際して苦労したこと
「快足インソール」開発までの道のりは容易なものではありませんでした。一番の課題はジェルが漏れないようにすることで、電子レンジの熱に耐えられるようジェルを貼り合わせる接着具合や最適なジェルの分量を探りながら、60回以上もの試作を重ねました。こうして電子レンジで作るインソールが2年がかりで完成しました。また開発後も、当社担当部門にとっては初めての販売領域であったため、多くの知識と苦労を要しました。
商品のデビュー戦略・販促
現在、福祉・介護の卸売業者や医療・薬局向け卸売業者に販売営業をおこなっている段階です。
メディア掲載実績としては、エキスパートナース(看護専門学習雑誌2024年9月号)、日経MJ(7月29日掲載)、北海道放送HBCラジオ番組、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(10月24日放送)などがあります。
また、昨年に引き続き、東京ビッグサイトで行われる下記の展示会への出展を予定しています。昨年は、3日間で120,041人が来場しました。今年はさらなる来場者を期待しています。
【H.C.R.2025 第52回国際福祉機器展&フォーラム】
会期:2025年10月8日(水) ~ 10日(金) 10:00~17:00
(10日(金)のみ16:00まで)
会場:東京国際展示場「東京ビッグサイト」西・南展示ホール
販売先・商品化例
【販売先】
Riat!楽天市場での取り扱いが始まりました。
【用途例】
転倒防止をサポートするルームシューズや介護シューズへの利用、さらにゴルフやウォーキングなどのスポーツシーンでの利用が挙げられます。また今後は、快足インソールと同じ特徴を持つビーチサンダルなど、様々なシーンでご使用いただける商品の開発を進める予定です。
お客様の声
神奈川大学の協力のもと、高齢者を対象にインソール着用時の体幹テストを行いました。実際にインソールを着用してテストを受けたシニアからは「杖を使わず歩幅も大きめでスムーズに歩けました。信じられません。」といった声や、「立ち上がる際、テーブルに手をつかずに自力で立ち上がれました。不思議です。」といった声など、一様に驚かれる様子が見受けられました。体幹の安定が関係しているようだとの口コミが広がり「使ってみたい」という高齢者が続出しました。
今後の目標
販売戦略としては、まずは医療・介護業界に向けた販売からスタートしています。高齢者向けの販売後は、一般向けやスポーツ関係向けと幅広く展開し、販売を拡大していきたいです。この快速インソールは「新しい商材と新しい分野への挑戦」でもあるので、もっと掘り下げて展開していきたいです。
取扱部門
株式会社GSIクレオス アパレル部 営業課
TEL:06-6944-2626(平日 10:00-12:00、13:00-17:00)