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肌に合う繊維はどんな繊維?その特徴とともに解説

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肌に合う繊維はどんな繊維?その特徴とともに解説

肌に合う繊維は、肌質だけでなく季節によっても異なります。保温性があるのか、それとも速乾性に優れているのかなど、繊維の特徴を理解すればより快適な肌着選びに役立つでしょう。

本記事では肌に合う繊維の特徴と、シーズン別にあるとうれしい繊維の性質を解説します。

1、肌に合う繊維は何がある?

どのような繊維が肌に合うかは、体質だけでなく季節によっても異なります。特に肌着は「〇〇は肌に優しい」などの一般論を鵜呑みにせず、それぞれの繊維の特徴を理解し、今の肌の状態に合うものを探してみましょう。ここでは、代表的な繊維の綿とポリエステルの特徴を解説します。

綿

ワタという植物から取れるコットンフラワーを紡ぎ、織ったものが綿(コットン)です。天然由来の繊維のため、柔らかく伸縮性があり、吸湿性や吸水性にも優れています。また、綿100%の肌着であれば、敏感肌の方でも肌荒れしづらい傾向にあります。

丈夫で肌ざわりがよい

天然素材の綿は、繊維自体が化学繊維よりも柔らかく、肌への刺激が少ない点が特徴です。また、綿は静電気を帯びづらいため、静電気による肌へのチクチクとした刺激も防いでくれます。

天然繊維でありながらアルカリ性に強い性質があるので、洗濯しやすく、衛生面も保ちやすいです。摩耗にも強いため、繰り返し利用しても毛羽立ちづらい点もメリットです。

通気性・保温性・伸縮性に優れる

綿の繊維は中が空洞のため、通気性・保温性・伸縮性に優れています。汗をかいてもしっかりと水分を吸い取り、通気性に優れるため蒸れづらいです。また、保温性の高さやから、寒い季節も温かさを維持できます。伸縮性が高く、しっかりと体を包み込む気持ちの良さも特徴です。

綿の持つこれらの特徴から、敏感肌の方や春・秋・冬の肌着に適しているでしょう。

ポリエステル

ポリエステルとは、石油を原料として人工的に作られた化学繊維です。安価で加工がしやすく、耐久性が高く手入れもしやすいため、多くの衣類で利用されています。また、速乾性が高く、型崩れしづらいことから下着にも多く利用される繊維です。

耐久性・デザイン性が高い

合成繊維のポリエステルはシワや縮みに強く、色落ちや型崩れの心配もないため、丈夫で使いやすい点が特徴です。また、繊維への着色が容易で光沢もあるため、肌着などではデザイン性の高さもメリットの一つです。

ただし、ポリエステルは可燃性で高温に弱いので、洗濯後に乾燥機を使うときやアイロンがけの際は注意しましょう。

速乾性が高い

ポリエステルはスポーツウェアにもよく使われる繊維で、速乾性が高く肌に汗が残りづらくなります。綿のように生地自体が汗をほとんど吸わないため、シャツが濡れて肌がかゆくなってしまうこともありません。また、早く乾きやすいため、洗濯後の嫌な臭いや、カビも発生しづらくなります。

以上の特徴から、ポリエステルはスポーツをする方や、夏の汗をかきやすい時期に適した繊維といえるでしょう。ただし、静電気を帯びやすいため、敏感肌の方ではチクチクとした痛みを感じるケースもあります。

2、【シーズン別】肌にうれしい繊維の効果

肌着を選ぶ際は、季節の悩みを解消できる効果があるとより快適に過ごせるでしょう。ここでは、シーズン別にあるとうれしい繊維の機能を解説します。

保湿効果がある

乾燥の厳しいシーズンでは、保湿効果の高い肌着を選ぶとよいでしょう。綿や絹などの天然素材の繊維は、適度な吸放湿性能があるため、乾燥から肌を守る効果が期待できます。

さらに効果を高めたいなら、繊維自体にコラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分を配合したものもおすすめです。

接触冷感がある

接触冷感とは熱伝導率を利用し、生地の表面に肌が触れることでひんやりと感じる仕組みのことです。指標はQ‒max値で表され、一般的に0.2以上あると冷たさを感じられ、値が高いほどひんやりとした気持ちよさが増します。

接触冷感タイプの生地は2種類以上の繊維を混ぜた混紡糸を使うものが多いため、冷たさだけでなく肌ざわりの違いも確認して選ぶとよいでしょう。

3、肌に合う衣類を探したいなら繊維の特徴を理解しよう!

一般的に天然繊維は肌に優しいと言われるものの、肌に合うかどうかは人それぞれ異なります。そのため、肌に合う衣類を探したいときは、素材の持つ性質を確認してみるとよいでしょう。例えばコットンなら肌に優しいものの、水分を含みやすいため、夏場は蒸れてしまうかもしれません。

また、繊維の性質と合わせて接触冷感加工など、季節の悩みを解消する加工がされているものを選ぶと、より快適に過ごせるでしょう。

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